コロナ感染対策のため、現在、音楽の授業は歌を歌ったり、リコーダーや鍵盤ハーモニカなど息を使って音を出したりする学習活動を制限せざるを得ません。そのため各学年、学習活動を工夫して行っています。
先日、校内を見回っていると、音楽室から琴の音色が聞こえてきました。中に入ってみると、何と10歳に満たない子供たちが琴を弾いていて、驚きました。
音楽専科教員によると、4年から6年の授業では琴を使った学習に取り組んでおり、4年は「さくらさくら」、6年は「越天楽今様」を演奏し、5年は日本の音階を使った音楽づくりで琴を使っているとのこと。5、6年の学習は本来なら歌唱やリコーダーで学習する活動ですが、両学年の児童は3年の時に琴を使った学習に取り組んでいたのと、本校は伝統・文化の取り組みで、低学年の頃から地域に伝わるお囃子や獅子舞に親しみ、日本の音楽や伝統芸能を身近な存在に感じているので、今回もスムーズに学習に取り組むことができているそうです。
様々な制限の中、いろいろと工夫して授業に取り組む教員たちに感謝すると共に、まっすぐに学ぶ一の谷の子供たちの姿に嬉しくなりました。
「2021/01/15up]